「ようこそ映画音響の世界へ」と「音」
多重兼任でひどく立て込んだ後は、疲労感と共に全身の痛みが続く。
毎度のことだが、今回は完全に重なりが多過ぎた。
栄養と温泉、音楽と映画に浸りつつ、少しづつ回復を待つ。
劇場の大スクリーンを独り占めで、さらに音響の実験をしながら、『ようこそ映画音響の世界へ』を観た。
公開時映画館では感じなかった感動と知識の吸収があった。
この2年ほどの経験が蓄積され、ふと思うのは、
映画制作も小さな劇場も、今後の課題は『音』だということだ。
サイレントからトーキー、モノラルからステレオ、そしてチャンネルは増え続けデジタルも台頭したが、その歴史は映画史と比べても実はとても浅い。
課題も多いが、きっと打破すべき先に新しい世界が拡がっているのだとも思う。
音は空気を震わせて伝わる。そして音階を越えて『共鳴』する。
直進性、擬似、特性、役割、周波数。。
一見厄介なものに踏み込んでしまったようだが、その音の世界を体感すると今までと違うフィールドで物事を感じるようになる。
おそらく活路はきっとこの延長上にある。
と過ったドキュメンタリー作品でした。
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